栄養のおはなし ~酵素~

こんにちは♪

ビタミンのお話をしていますが、主な働きの中で「補酵素」というものが何度か出てきています。

そして、このあとも何度も登場してきます。

では、『補酵素ってそもそも何だ?』ということなんですが、補酵素の話をするには、まずカラダの中にある『酵素』について基礎の話をちょっとお話ししていきますね。


酵素は、体内の栄養素や物質を細かく分解したり、逆にくっつけて別のものに作り変えたりします。

簡単に言うと、酵素は作業員さんです。


例えば...
家を建てる時に、木材やコンクリート、鉄筋やガラスなどなど材料がたくさん必要ですね。

材料だけだと、何も起きません。

木材なら設計図を見て、加工して、場合によっては組み上げだりしてから、家の柱などになっていきます。

この時、加工する人、組み上げる人、家として建てていく人など、この『作業員さん』が酵素です!

ちなみに材料にあたるのが、お気づきの通り、三大栄養素ですよね。

つまり、どれだけ材料=栄養を摂っても、作業員さん=酵素がいないと、家=カラダは出来上がりません。
必要不可欠な存在なんです!!


とりあえずはまず、酵素は作業員さんで、いないとカラダが機能しないことだけ分かれば大丈夫!!(笑)


うまく酵素が機能していないと、
代謝が落ちて、太ったり、肌トラブル、お腹が重い、下痢、便秘、疲などなど上げたらキリがないくらい、カラダのいたるところで酵素は日夜働いています。


これだけでも、十分ですが、基礎的なことだけ少しお付き合いください。

【酵素の3つの種類】

消化酵素・・・消化を行う酵素。唾液のアミラーゼ、胃酸のペプシンなんかは有名ですね。

代謝酵素・・・摂った栄養をエネルギーにしたり、カラダの修復・再生などを行う。

食物酵素・・・食物に含まれ、体内で消化酵素と似た働きをします。


【どんなもの?】

●酵素はタンパク質でできています。

●お肉や卵と同じように、加熱すると変化して働かなくなります

●体内にある酵素は、どんどんと新しいものが見つかっていて、現在では5,000種類ともいわれています。
(調べるたびに数が増えてる気がする...)

●そして、その5,000種類には、それぞれ専門の仕事=作用が決まっています
(体内の作用それぞれって思うと、まだまだ増えるだろうなぁ...)


【ポイント】

カラダの中で行われている、消化や代謝のときに働いているのが酵素!

家を建てる時の、作業員さんみたいなもので、それぞれ専門のお仕事をしています。


てなことをふまえて、次回はようやく『補酵素』について書いていきます♪

  ≪栄養のおはなし ~“補”酵素~≫ へつづく


#栄養のおはなし #酵素 #12

#富山 #婦中 #整体 #CUE #あなたのカラダにキッカケを

ビタミンの仲間たち④ ~ナイアシン~

こんにちは♪

今日は、水溶性ビタミンでビタミンB3ともいわれる、ナイアシンについてです。

そして、自然に存在する形として2つあります。
動物性食品ではニコチンアミド、植物性食品ではニコチン酸として含まれます。

ナイアシンは、体内で活躍するシーンが本当に多く、必要量はビタミンCに次いで2番目なほどです。


【主な働き】
ナイアシンは、重要な働きをたくさんあり、体内の補酵素の約2割の手助けをしています!!

三大栄養素の代謝の補助・・・三大栄養素と言われる、糖質、タンパク質、脂質をエネルギーに変えるときに活躍します。

DNAの修復・・・DNAを修復する酵素のお手伝いをします。
修復がうまくできなくなると、細胞がガン化しやすくなったり、脳卒中パーキンソン病などになりやすいといわれています。

●その他・・・コレステロールの安定化、精神の安定化、乳酸やアルコールの分解など。


【欠乏症・不足すると】

ペラグラ病が有名・・・肌がピンク色になって、ただれるような症状。


【多く含む食品】

カツオ、マグロ、玄米(ぬか漬け)、落花生、キノコ類など


【注意点】

●アルコール分解で活躍するので、お酒をよく飲む方は意識してナイアシンを摂ることがおすすめです。

摂りすぎことは良くないんです。

●害のある反応ではないんですが、
ナイアシンを多くとると血管が拡張されて、全身の肌が赤みを帯びて、ヒリヒリしたりすることがあります。
一時的な反応なので、直ぐに元に戻ります。

【ポイント】

栄養が分解されると、細かくなって分子や電子になるわけですが、それらの運び屋で活用される場面がとても多いので、しっかりとるようにしましょう!

#栄養のおはなし #水溶性ビタミン #11

#富山 #婦中 #整体 #CUE #あなたのカラダにキッカケを

ビタミンの仲間たち③ ~ビタミンB6~

こんばんは♪
今日はなんとも日をまたいでしましました。それでも続きます!(笑)

本日の主役は『ビタミンB6』さんです!!

主には、タンパク質の代謝を助ける役割があります。

他には、ホルモンのバランスを整える働きがあり、気持ちを落ち着かせたり、女性の方は生理痛の改善や、つわりの軽減などもあります。



【主な働き】

アミノ酸代謝(タンパク質代謝)・・・皮膚や髪、歯などの成長を促進する。他には、ホルモンの合成を促す。

血液の機能の維持・・・ヘモグロビンの合成には欠かせない。

ホルモンのバランスを整える・・・体内の神経伝達物質(ホルモン)は、アミノ酸によって作られます。よってビタミンB6は、ホルモンの合成を促し、バランスを整える。


【欠乏症・不足すると】

皮膚のトラブル・・・お肌やお口周りの炎症、皮膚の抵抗力の低下などが増えます

免疫機能の低下・・・ヘモグロビンの合成が抑えられてしまうと、貧血や免疫力の低下につながってしまいます。



【多く含む食品】

マグロ、鮭、赤身肉、レバー、ピスタチオ、クルミ、玄米など


【注意点】

●加工食品になると、食品に含まれるビタミンB6が減少してしまうので、既製品ばかりの利用されている方は注意。

ビタミンB2が一緒にいることで、ビタミンB6がより働くことができます。


【ポイント】

腸内細菌によって合成されるので、不足は起きにく、逆に言うと、ビタミンB6が不足しているときは、腸内環境が悪化している可能性があります。

ビタミンB6単体での欠乏は起きづらく、それはビタミンB群が複雑に関係しあって、お互いを必要とし合っているからなんですね。


#栄養のおはなし #水溶性ビタミン #9

#富山 #婦中 #整体 #CUE #あなたのカラダにキッカケを

ビタミンの仲間たち② ~ビタミンB2~

こんにちは♪

今日はビタミンB2について。

注目されることは少ないかもしれませんが、色々な働きがあります。

脂質の代謝に使われるビタミンの1つで、皮膚や髪、爪、粘膜などなどの細胞の再生に役立ちます。

脂っこい食事の多い方やダイエットを頑張っている方に、注目のビタミンですね。

よく「発育のビタミン」と言われるほど、細胞を作るのに重要な役割をします。


【主な働き】

エネルギー代謝・・・糖質、タンパク質、脂質の代謝にかかわるが、特に脂質の代謝に重要。ミトコンドリアでは、細胞膜を保護するのに活躍。

●体内の酸化還元反応で使われる・・・体内の様々な作用の手助けをしています。

●その他・・・疲労回復、片頭痛の改善、眼精疲労など


【欠乏症・不足すると】

●ビタミンB6(免疫機能や肌などの代謝)や葉酸(血液を造る)、ナイアシン(精神の安定)などの働きが低下してしまします。

●口角炎、口唇炎などの口周りの炎症が出てきたりもします。

【多く含む食品】

のり、肉、魚、ナッツ類、シイタケなど


【注意点】

●ビタミンB2がより働くには、亜鉛、マグネシウム、マンガンといったミネラルが不可欠です。
牡蠣(かき)、ほうれん草、全粒穀物などを意識して摂ってみてください。

スポーツをする人は、ビタミンB2が不足がちなので、気を付けましょう!



【ポイント】

細胞は脂質でできており、その脂質の代謝に重要になるのがこのビタミンB2!

身体は細胞の集まり!
なので「発育」だけでなく、お肌や髪など美、ダイエット、ケガの回復などに関わってきます。

そして、体内の様々な作用のお手伝いをしているので、働き屋の裏方っといったところですね!


#栄養のおはなし #水溶性ビタミン #8

#富山 #婦中 #整体 #CUE #あなたのカラダにキッカケを

ビタミンの仲間たち① ~ビタミンB1~

こんにちは♪

今日はビタミンB1について簡単に紹介していきます。

ビタミンは、水溶性ビタミン(水に溶けやすい)と脂溶性ビタミン(脂に溶けやすい)にわかれます。

そして、ビタミンB1は水溶性なのですが、9種類ある水溶性ビタミンのうち、ビタミンC以外は、ビタミンB群に含まれます。


【主な働き】

補酵素・・・糖代謝(エネルギーを生む)やアミノ酸代謝(タンパク質の代謝)を助ける役割

神経系・・・ビタミンB1は、ほぼすべての細胞で使われており、欠乏状態になると、特に神経細胞に影響し、神経細胞が死んでしまう


【欠乏症・不足すると】

●有名なのは、脚気ですね。これは、末梢神経障害のひとつで、やっぱり神経系ですね。

●糖代謝の低下が原因で起こるものとして、消化不良疲労感はなんとなくイメージしやすいかもしれませんが、神経障害(被害妄想、幻覚など)まで起こるとされています。

●また、ある実験では、ビタミンB1不足のひとは、うつ、非協力性、不幸感などが現れたことも。


【多く含む食品】

穀類、特に全粒穀物やレバーなどの臓器には多く含まれます。

・・・玄米、全粒粉の小麦、大豆、落花生、レバー、豚肉、キノコ類など


【注意点】

マグネシウムと摂取しないと、ビタミンB1はうまく働かないことが分かっています。
マグネシウムを多く含む食品には、ナッツ類や玄米などビタミンB1と被るものも多いです。

●コーヒーや紅茶、アルコールなどには、ビタミンB1の吸収を邪魔してしまう働きがあります。
割と、よく飲まれるものでもあるので、飲みすぎには注意しましょう!


簡単ではありますが、ビタミン各種のまとめを上げてみますので、活用してもらえればなと思います。

それでは、また各種ビタミン、ミネラルについてまたあげていきます。


#栄養のおはなし #水溶性ビタミン #7

#富山 #婦中 #整体 #CUE #あなたのカラダにキッカケを

結局はバランスが一番大切!!

こんばんは!

お久しぶりになってしましました!(;’∀’)

あっという間に6月になってしましました。

今月から9月に向けて(←きゅーの月だよ!笑)
ビタミンやミネラルのお話を多く取り扱っていきます。

知ってるよーって方は復習に、知らなかったという方は参考にしてもらえればなと思います。


いきなり総論というか、前提みたいな話をさせてください。

結構重要だったりします。


ビタミンやミネラルを一つ一つ取り上げていくわけですが、

栄養として吸収するときには、単体では何の意味もないということだけは必ず頭に入れておいてください。


よく薬局に「栄養補助ビタミン〇〇」みたいなものが売ってあります。

そして、『ビタミン〇〇は、▲▲という症状に効果がある』などと書いてあると

『当てはまるから、薬局であれを買って摂ればいい!』

と、なりがちじゃないですか?

基本的には、そんなことをしても効果はありません!!

栄養や食事だけではなく、その他の健康情報やスポーツなんかでもそうですが、

特にカラダはいろいろなモノが複雑に絡み合って、機能しています。


『〇〇は、▲▲に有効!』という話が出てきたら、9割疑ってみてもいいんじゃないかとすら思います!(ちょっと言い過ぎ?笑)


つい、『おおっ!』っと食いついてしまいそうですが、いったん冷静になってみてください。

では、お楽しみに♪


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